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あぁ家電人生

現在は札幌在中のフリーランサー。元家電量販店の店員があなただけにそっと教える内緒話。のつもりでしたが、思ったことを思ったように。家電、サッカー、文房具etc

個人的に、「目の付け所がシャープ」な家電が好きで困る話

 初めにお断りしておきますが、私は別にシャープの回し者でも何でもないです。ただ、シャープが作り出す、オンリーワン商品、目の付け所がシャープな商品が好きなのです。商品というよりも開発チームのスピリッツが好きなのかもしれません。今のシャープがどうなのか知りませんが、昔のシャープはそんなメーカーでした。

 そんなシャープのオンリーワンな商品の足跡をご紹介させて頂きます。

 

 

液晶テレビといえば「アクオス」という時代もありました。

 ブラウン管テレビ全盛期。市場の売れ筋は断トツでソニーWEGA(ヴェガ)でした。圧倒的な高輝度な画質で他メーカーを圧倒していたと思います。WEGAは鉄板が入ってるから重くてね(笑)。あんまり配達したくなかったですね、特に36インチ。パナソニック東芝も固定ファンが多く、市場形成が固まってた頃に、シャープの液晶テレビが登場します。その名もウィンドウ。はっきり覚えてないですけど、地上アナログチューナーのみの10インチくらいで20万くらいじゃなかったかなぁ。高かったですね。他メーカーが普通にブラウン管テレビに力を入れているときに、いち早くオンリーワンな液晶テレビを市場に投下して徐々にシェアを奪っていったのが、液晶テレビアクオスです。明らかに画質の違う液晶テレビで売るにも苦労が無かった素晴らしい時代でした。こういうところが「目の付け所がシャープ」ですね。

 そういえばインターネットアクオスという、売る側から見たら明らかにアレな商品もありましたね。2世代目はまだいいですけど、初代はほんとにアレでした。大人の事情でアレという表現にしておきます(笑)。

 

冷蔵庫といえば「どっちもドア」

 冷蔵庫でもオンリーワンを貫くシャープ。ご存知、「どっちもドア」両開きの冷蔵庫です。今主流の観音開きじゃないですよ。一枚扉で右からも左からも開く両開きです。冷蔵庫としてみたらかなりのキワ物ですよね。でも結構便利なんですよ。引っ越しても心配ないですし、人がいない方向から開くことが出来ますし、売る側から見たら、家の間取り関係なくおすすめ出来ますしね。初期の頃は、引っ張るとドアが取れちゃった例もありましたが、年々改良が進んでそんな心配も無くなりました。「蝶番の部品は戦闘機にも使われてるのと同じ素材」とか、「右で10万回、左で10万回、左右交互に10万回の試験をクリアしてる」とか、色んなセールストークを駆使して売りましたね。

 

洗濯機は「穴なし洗濯槽」

 縦型洗濯機は業界で唯一、穴なしの洗濯槽を採用してるシャープの洗濯機。洗濯槽って普通、小さな穴が開いてますよね。脱水時に水を飛ばす穴です。アレが無いんですよ、シャープの洗濯機って。穴なしのメリットとしては、他社を圧倒する節水性。それと、槽の外に広がる黒カビ防止ですね。これは素直にいい機能じゃないかと思います。穴がないので脱水時の衣服の含水率もそんなに気になるほどでもないですからね。穴なしなまさにオンリーワンな商品ですね。

 

オーブンレンジはスイングヒーター、そしてヘルシオ登場。

 スイングヒーターって知ってます?オーブンレンジ庫内上部にシーズヒーターという、真っ黒の棒状のヒーターがあるんですけど、それが動いて降りてくるんですよ。だからどうしたと当時は思いましたが、「焼き色が自由自在」とか「近火遠火が思いのままに」とか説明して結構売りましたね。そして満を持して登場したオンリーワン商品がウォーターオーブンヘルシオ」です。加熱水蒸気という電器屋だけの流行語大賞があったら、ノミネート間違いなしの画期的なオーブンです。他社の加熱水蒸気と違って、庫内のどこで温度を測っても300℃の加熱水蒸気はヘルシオだけですね。水蒸気の吹き出し口だけ300℃の商品とは訳が違う遊びの無い本気の商品でした。初代はレンジ機能が非搭載だったのでとても売り辛かったですが、2代目からはレンジ機能も搭載されてたので高単価レンジの中ではほんとバカ売れでしたよね。調理時間が長いのが難点ですが、健康と調理時間を計りにかけたら健康の方が大事ですよね。

 

空気清浄機の革命「プラズマクラスターイオン」

 家庭用空気清浄機はパナソニックの独壇場でしたが、いきなり風穴を開けたのが、プラズマクラスター搭載のシャープの空気清浄機でした。考え方としては、従来の空気清浄機がゴキブリホイホイ形式です。つまり、ゴミが空気清浄機内を通過しないときれいになりません。シャープのプラズマクラスター搭載のシャープの空気清浄機はいうなればバルサン方式です。埃は無理ですが、イオン分解出来る物質であれば、空気清浄機を通過しなくても空気をきれいに出来るという画期的な、まさにオンリーワン商品でしたね。今でもこのシリーズは売れているのでしょうかね。

 

シャープの本当のオンリーワンは他社に負けない営業マン

 シャープの営業さんは他社とは明らかに毛色が違います。全員が全員、本社のある関西の人間では無いのですが、大阪商人っぽいです、何となく。物凄くパワーと情熱に溢れた営業さんが揃ってました。どんどん皆様偉くなっちゃって、現場に来る若い営業さんはスマートにまとまっちゃって、そんな人は少なくなりましたが、コテコテのこれぞ営業!っていうシャープの営業さんこそオンリーワンですね。

 

以上です。どうも有り難う御座いました。