あぁ家電人生

現在は札幌在中のフリーランサー。元家電量販店の店員があなただけにそっと教える内緒話。のつもりでしたが、思ったことを思ったように。家電、サッカー、文房具etc

大掃除目前!ガステーブルを買い換えるなら12月な話

 ガステーブルとは・・・12月の年末商戦でのみ脚光の浴びる商品ですね。実際、電器使ってないのに何で電器屋に売ってるんだろうと入社直後は思っておりました。そして、量販店の店員ってガステーブルってあまり詳しくない傾向にありますよね。これはチャンスとばかりに必死に勉強したのがいい思い出ですね。

 壊れてはいないけど、年末大掃除に合わせて買い換えるお客様が多いと思いますので、今回はガステーブルについて語らせて頂きます。

 

まずはサイズとガス種をチェックしましょう。

 ガステーブルのサイズは2種類です。56cm幅と60cm幅です。ご自宅の台所の据付場所のサイズを確認しておきましょう。ガス種も今は2種類ですかね?地域によっては3種類かもしれません。LPガス(LP)、天然ガス(12A・13A)の2種類だと思いますが、石油ガス(6A)もまだあるのかな?ご家庭のガス種を知らないというお客様も稀にいらっしゃいます。その時はホースの色を思い出してください。オレンジならLPで、白なら天然ガスとなります。

 

左右の壁に合わせて強火力を選びましょう。

 ガステーブルには右強火と左強火があります。出来れば右側に壁がある時は左強火、左側に壁がある時は右強火の商品をお選びになった方が無難です。ご参考までにリンナイパロマともに型番の末尾がL、Rで終わっていて、L、Rの前に(-)ハイフンが入ってる場合は基本的に、同じ機能で左強火、右強火とラインナップしているはずです。お店がどっちも在庫を抱えてるかは微妙ですが、必要であれば取り寄せして貰えると思います。

 

天板の素材を選びましょう。

 天板の素材は「アルミ剥き出し」「ホーロー」「フッ素加工」「強化ガラス」の4種類あります。今はアルミ剥き出しは無いかもしれません。ホーローはかなり強いです。傷もつきにくいです。ただ、どこかに傷が入るとポロポロ剥がれる事があるかもしれません。フッ素加工が一般的だと思われます。汚れにも傷にもそこそこですね。強化ガラスは最強ですね。値段も最強ですけどね。ほとんど傷が付かないですし、汚れにも強いです。売るときに10円玉で擦って、傷が付かない実演とかしてましたね。

 

グリルの機能を選びましょう。

 魚を焼くのが主な役割のガステーブルのグリルですが、結構な違いがあります。

ノーマルタイプ(水有り・片面焼き)

・水無しグリル

・両面焼き

・ワイドグリル

・遠赤外線グリル

 大まかに分けると5種類ですね。ノーマルは文字通り普通のグリルです。水無しグリルはお水を入れないので、水を入れるグリルと比較すると、カリッと焼きあがります。ただし燃料がガスなので、ガス自体燃焼する際に若干の水分を放出します。電気で焼き上げるフィッシュロースターの方が更にカリッと焼きあがるのはその為ですね。両面焼きはそのまま両面で焼いてくれるので、食材をひっくり返す必要が無くなります。両面焼きグリルには上火と下火の各々調整出来るようになってます。ワイドグリルは4人家族で秋刀魚を焼くときに重宝すると思います。広いというのは何かと便利ですね。遠赤外線グリルに関してですが、遠赤外線の効果は皆様ご存知かと思いますのでここでは割愛します。リンナイの遠赤外線グリルは白いプレート上のセラミックバーナーを採用しておりますので、遠赤外線の効果が強いです。グリル内部を下から覗いてみて、上部に白いプレートが付いておりますので、ご覧になってみて下さい。

 グリル部のお手入れに関してですが、個人的にはリンナイのニュー3Sグリルと呼ばれる引き出して下がる構造が、一体化していてお手入れしやすいように思います。パロマのぐるりんぱと呼ばれるグリルは分割しているので、最初は分解するのに慣れが必要かもしれませんね。

 

同一性能で型番違いの話

 ダイキンの空気清浄機とかもそうですが、ガステーブルも同じ商品でも流通経路によって型番が異なっている事があります。ガス屋さん用、量販店用と同じ商品でも型番が異なっている場合がありますので、チラシ等で見比べる際はご注意下さいませ。

 

以上です。駄文にお付き合い頂き有難う御座いました。