かつての三菱冷蔵庫のネーミングセンスは秀逸だった話

　私は三菱冷蔵庫のネーミングセンスが大好きです。いや、大好きでした。最近の三菱冷蔵庫のネーミングって【置ける・スマート大容量】とか何スマートにまとめちゃってるの？って感じで少々寂しくなりますね。昔の三菱は勢いがありましたよ。

広いで省（ヒロイデショウ）

　広くて省エネで「広いで省」ですよ。凄いでしょ、このセンス。奇面組も真っ青のネーミングですよ。わかり易くて、日本的でとてもいい愛称だったと思います。

～棚シリーズ

　「動くん棚」（初期はエレベー棚）、「回るん棚」の棚シリーズも秀逸です。開発陣の本気さが伝わるネーミングに脱帽するばかりでした。後ち東芝が「降りるん棚」と言うのを製品化した際は、多くの量販店で東芝の営業さんが叩かれた事と思います。機能的にもとても素晴らしいと思います。微妙に高さの違う缶とかビンを用意して、「ほら、便利でしょうコレ」とか言って売ってましたねぇ。

 

切れちゃう冷凍系

　機能そのままのネーミングでわかりやすく覚えやすい切れちゃう冷凍です。今は当たり前に搭載してますが、ソフト冷凍（－8℃くらいの冷凍）草分けですね。他社とは違って三菱のソフト冷凍は冷凍精度が違います。センサー温度管理技術は三菱の切れちゃう冷凍が最強と思ってます。（個人的に）

　ネーミングも素晴らしいですが、三菱冷蔵庫は、カルキ臭を消し去った氷を作れたり、自動製氷の給水経路を全てのパーツが洗える構造になってたり、前ポケットを冷やせる独自構造だったり、素晴らしい製品でした。（今は業界から離れてしまってるので詳しくは知りませんが（笑）。）シェア的には、パナ、日立が圧倒的でしょうけど頑張って貰いたいと思います。静岡の工場に招待して貰って、豪遊させて貰った事があるのも若干、三菱びいきになっているのかも知れません（笑）

以上、どうも有難う御座いました。