冷蔵庫の自動製氷器にミネラルウォーターを入れてもいいの?という話
私が店員として働いてた当時、冷蔵庫の自動製氷器には水道水しか入れちゃ駄目ですよ、と教えられていました。塩素消毒していないので製氷機の中で雑菌が繁殖してしまうので絶対に入れないで下さいね、と多くのメーカーから言われておりましたので、そのまま受け取り接客時にもその旨をご説明させて頂いてました。唯一三菱だけはV-LED光脱臭と呼ばれる機能が搭載されており、
「うちの製品はミネラルウォーターを入れても大丈夫ですよ!」
と太鼓判を貰ったので、三菱を売りたい時は、接客時に「氷」で押していったものです。
あくまでも当時のお話ですので、現在はどうなっているか気になったので大手国内メーカー各社の取扱説明書並びにHPを覗いてみました。ご参考になれば幸いです。
■水道水について
自動製氷には、水道水をお使いください。
給水タンクの中で、残留塩素(カルキ)の殺菌作用がしばらくありますが、ヌメリやカビの防止の為に、
週に1回程度の給水タンクのお手入れが必要です。
■製氷に使える水について
製氷皿が取り外せる機種でしたら、ミネラルウォーターや、浄水器の水や井戸水も使用できます。
水道水以外をご利用になられる場合は、週に2度のお手入れをしてください。
※ミネラル成分の多い水で作った氷を水に入れると、白い不純物(ミネラル成分)が出る事があり
ますが、害はありません。
※井戸水は硬度により離氷動作が悪くなる場合があります。
■使えるミネラルウォーター
必ず、硬度が100mg/L以下のミネラルウォーターをご使用ください。
※硬度が高いミネラルウォーターを使い続けると、製氷皿にミネラル分が結晶化して故障の原因になります。
■製氷皿の取り外しができないタイプについて
ミネラルウォーターや浄水器の水、井戸水の使用はできません。水道水をご利用ください。
■お手入れについて
製氷皿は半年に1度、給水タンクは週に1度のお手入れをしてください。
お手入れの方法はこちらをご参照ください。
※ミネラルウォーターや井戸水を使う場合は、給水タンクの中でカルキの殺菌作用が期待できないので、ヌメリや
カビの防止のために週に2度のお手入れが必要です。
■製氷に使えないもの
ジュース類、スポーツドリンク、炭酸飲料、お湯やお茶などを給水タンクに入れての製氷はお控え
ください。製氷機の経路や、機器の故障、変形につながります。
参考:自動製氷に使える水は水道水以外でも問題はありませんか?
水道水以外に、ミネラルウォーター(硬度100mg/L以下)、浄水器の水、 水質基準を満足する井戸水は使用できます。
【ご注意】
水道水以外を使用した場合は、水が塩素殺菌されていないため、給水タンクや浄水フィルタに雑菌が繁殖しやすくなります。
3日に一度は給水タンクや浄水フィルタのお手入れが必要です。
また硬度の高いミネラルウォーター(硬度100mg/Lを超えるもの)を長期に使用した場合、カルシウムなどのミネラル分が凝固し蓄積され、故障の原因になる可能性もあります。 なお、ジュース類、スポーツドリンク、炭酸飲料、お茶などは使用できません。
参考:お客様サポート:冷蔵庫:よくあるご質問:自動製氷の給水タンクに、水道水以外の飲料を入れても良いですか?:日立の家電品
ミネラルウォーターや浄水機の水をご使用いただけます。ただし、給水経路にミネラル成分などが残留付着することがあったり、水の種類によってはカビが発生しやすいときがありますので、週に2、3度のお手入れをしてお使いください。
参考:自動製氷ではミネラルウォーターや浄水機の水を使えるの? | 三菱電機 よくあるご質問 FAQ
給水タンクには、塩素消毒された水道水の使用をお勧めします。
ミネラルウォーター・浄水器の水・一度沸騰させた水・井戸水などのように、塩素消毒されていない水を使う場合は、雑菌やカビが繁殖しやすくなるため、こまめにお手入れしてください。
また、お湯(耐熱温度60℃)やジュース・お茶など(浄水フィルターの目づまりや内部汚れの原因)は、給水タンクに入れないでください。
参考:
冷蔵庫|よくあるご質問(SJ-HV/SJ-HLシリーズ):シャープ
氷をつくるときの水は、水道水をおすすめします。(ミネラルウォーターの場合硬度100mg/L以下)ミネラルウォーターや浄水器の水などは、雑菌や水あか、ぬめりなどが発生しやすいために、こまめなお手入れが必要です。熱湯(60℃以上)やジュースなど、水以外のものは入れないで下さい。(故障の原因)
と、このような回答でした。基本的には各社水道水以外は推奨していないという事ですね。お手入れを細かく行える方限定でミネラルウォーターを使用してもいいという事ですから、中々難しいのかもしれません。週に2,3度自動製氷器、給水経路の掃除をするかと言ったら・・・・・普通は出来ないでしょう(笑)
以上、どうも有り難う御座いました。